ダブルクロス シナリオリプレイ by 笹身

●神無月の宵に●

楽屋話
<Inside story>




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このページは、GMによるシナリオの感想や、シナリオの影に隠れたNPCの設定の裏側などが書かれています。暇な方は覗いてみて下さい。




★プレイ時間


 22:11〜2:05(3時間56分)


★GMの感想


 はい、ダブルクロス、初GM。PLの皆様の御協力もあり、なんとか無事終了することが出来ました。
 特にミドル・フェイズなど、あまり内容のあるシナリオとは言えませんでしたが、必要最低限のものを盛り込んで、シナリオという形に昇華させてみました。時間だとか、そういった管理面の感覚を掴みたかったのもありますし。エフェクトのルールが把握出来てなかったのは、要精進。
 内容が薄い分、NPCの性格付けで補おうと思ったのですが、シリアスと銘打った割には、それとは程遠い内容になってしまいました。
 ストーリーは、分量少ないながらも、折角日本が舞台なのだから、と、ネイティヴジャパンな感じでいってみました。これは、完全にGMの趣味です。
 次回は、時間の管理に気を配りつつ、もう少し内容のあるシナリオにチャレンジして行こうと思います。


★NPCの舞台裏


○矢祭阿八女姫(やまつりのあやめひめ)  女性 ??歳
 西洋風のTPRGには、神話を元にした設定は嫌と言うほど出てくるけれど、和物のTRPGには、神話を扱ったものは少ない様に感じるのは、私だけでしょうか。尤も、だからこそこのように、傍若無人な形で登場させ易いとも言えますが。
 PCが信じるか信じないかは本人にお任せするとして、この神様は、そんな理由で登場させたNPCです。勿論、GMの単純な好みによる所も、非常に大きいのは確かですが。何と言いますか、正体不明な感じの物が大好きなのです。私は。
 設定としては、K市に数社ある神社のうちの一つを管理する、小学校中学年程度の少女の姿をした神様です。何の女神なんだろう。やっぱり、花を司っているのかな。ということは、春には神社の境内が、菖蒲で一杯になるのかもしれませんね。
 神無月という事で、出雲の国へ向かおうとする所を見られ、慌てて隠れたところを、勤に捕まってしまったというのが、事の顛末です。本当は、勤程度の能力者はものともしないのですが、理沙と勤の二人を、PC達に一遍に相手にさせない様に、と、芝居を打ったらしいです。何故そんなややこしい事をしたのかと言うと、やっぱり、神族が直接人間に干渉するのは、禁じられているからなんでしょうね。
 名前の由来は、姓は、福島県矢祭町にある“矢祭山”から頂き、名は、花の“菖蒲”から。あやめ=“菖蒲”と表記するのは素直すぎて面白味に欠けるので、敢えて“阿八女”としました。これで、神様っぽい名前になったでしょ?(笑)
 尚、彼女の言う“能力者”というのは、オーヴァードやジャームの事です。


○片貝 勤(かたがい・つとむ)  男性 34歳 シンドローム:エグザイル/ノイマン
 FHのエージェント。何故、こんなマゾヒストなキャラになったのかは、永遠の謎(笑)。恐らく、理沙の設定のせいかな、とは思うのですが。
 ノイマンなのに、このマヌケさは何だ、という方もいらっしゃるでしょうが、考えても見てください。貴方の周りにいる“頭の良い人”は、皆、どこかこんな所がありませんか?頭が良いということは、必ずしも賢いということではない、と、私は思うのですが、如何でしょう。
 しかし、能力的にちょっと不足してましたなあ…この辺りのバランスも、きちんと考えるようにせねば。
 もしかしたら、FHの同僚の間でも、爪弾きにされていたのかも知れません。理沙の対応を見れば、想像はつくでしょうね。


○水島 理沙(みずしま・りさ)  女性 17歳 シンドローム:不明
 一葉をマンマークしていた、FHのエージェント。
 何と言いますか、一葉があんな感じなもので、理沙もこんな感じになってしまいました。勤に“お嬢様”と言われているという事は、そちらの方が本性だとは思いますが、あちらの方もある意味本性かと(指示語ばかりで、意味不明の文章になってしまった(笑))。
 勤と組んで、一葉をチームハントするつもりだったのですが、結果はご覧の通りです。出来の悪い部下を持った、若年キャリアウーマン(意味不明)という設定になっています。しかし、この結末は今後の波風にならなければ良いのですが、今後、別のシナリオで再登場するかは…神のみぞ知る、です。




★Dear PC


●夜白 終
 立場として丁度いいと思ったので、なかなか良い雰囲気に。しかし、エンディング以外ではあまり活躍の場がなかったので、GMとしては失礼な事をしたな、と思う次第。
 神様の居ない神社の留守を、よろしくお願いします。しかし、実は出雲大社以外の全国の神社は、留守になってしまう訳ですよね。その事が何に何処まで影響するのかは分かりません。しかし、今回の様な不届き物が、暗躍しなければ良いのですが。



●村瀬 尚
 なんだか、勤が完全に下僕の関係に(笑)。
 こんな奴に、仕事をことごとく邪魔されていたとは、かなり不本意でしょうが、元々はもう少しクールな男の筈だったんですが…何故だろう。
 そんな訳で、どうぞお好きなように調教なさって下さい(をい)。



●柴島 一葉
 最後は、理沙とは敵対する関係に持ち込みたかったのはGMの意思ですが、事実は小説よりも奇なり。まさか、こんな結末を迎えるとは……。
 お持ち帰りは構わないのですが、彼女は元々FHの人間です。数々の火の粉が降りかかると思うので、ちょとした覚悟は必要かもしれません。いや…ネタが出来たんで、GMとしてはむしろ喜ばしかったりもするんですが(笑)。







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