2.The High Priestess
日差しが温かい日の午後。
少し小高い丘の上にある、村で唯一の小さな教会。
その教会の司祭は女性だった。
過去にどういったいきさつで司祭をしているかは、
村の住民は誰も知らない。
器量もいいし、性格も穏やか。
まるで聖母のようなその人物を村の住民は皆慕っていた。
女司祭は今日も午後になると、空を見上げる。
まるで祈りでもささげるかのような目で、流れゆく雲を見つめている。
そう、祈るかのような目で・・・
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