1.MAGICIAN


まもなく夜明けにもなろうかという時刻。
名も無き遺跡の祭壇の中に1人の男が立っている。
フード付きのマントをはおり、ただ刻々と夜明けを待っていた。
脇に抱えるは4つの祭器。
ソード、ペンタゴン、キャリス、カップ。
それらを男は古文書に記された通りに並べた。
ふと風が吹き、男のフードをはいでいく。
彼の目に宿る光は何の光だろうか。
栄誉? 野望? それとも、復讐?
夜明けと共に男は詠唱を始める。

たとえ目的が何でも良い。
すべてはここから始まるのだ。



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