2001年
十勝岳、美瑛岳
【メンバー】若田部、小沢、石井、多胡 【日程】平成13年7月27日 【山域】大雪山 【山名】十勝岳、美瑛岳 【ルート】吹上温泉-望岳台(5:10)-十勝岳避難小屋(6:05-6:15)-昭和噴火口(7:10)-十勝岳(8:10-20)-美瑛岳(10:15-11:00)-美瑛岳分岐(11:40)-雲ノ平分岐(13:10)-望岳台(14:00) 【天候】晴れ 【地図】昭文社エアリアマップ「大雪山、十勝岳、幌尻岳」
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北海道山行3日目は十勝岳、美瑛岳である。宿を5時前に出て登山口の望岳台より歩き始める。緩斜面の石のごろごろした比較的歩きにくい道をひたすら進む。上に避難小屋が見えたあたりより斜度が急になり疲れも出てきてやっとこさで避難小屋に到着する。 |
振り返ってみると望岳台から下は雲海である。西の富良野岳には朝日が当たってきれいに見える。25年前にこの辺の避難小屋に泊まって十勝岳からスキー滑降したのだ。そのときの思いでは膝上まで潜る新雪にもかかわらず思うようにスキーがコントロールでき北海道の雪のすばらしさを知ったのであった。 (写真は美瑛岳) |
あらためてこのときの古い5万図を開いてみて驚くべき事実を知った。泊まったのはどうやらはるかに下の白金温泉であったらしい。そこよりリフト2本で前十勝の直下まで行けたらしい。さらに登路は前十勝の左側を火口に沿って登るというルートをとっていた。今は噴煙が上がっている火口のあたりらしい。 避難小屋より道は左に折れて急斜面を登って行く。急斜面が終わると尾根に出て反対側は丸いきれいな噴火口がある。ここより初めて十勝岳の全容を見る。確かにまだ登りはありそうだ。 (写真は富良野岳) |
なだらかな尾根道を行き最後の急斜面の登りにとりつく。一歩一歩最後の登りを登って行くと頂上に到着する。素晴らしい眺めである。写真を撮ったりしながらしばし休む。 |
今度は美瑛岳への縦走コースである。ざらざらした歩きにくい斜面を降りて行く。登りは大変だろうと思う。十勝岳の裏側は草木も全くない神秘的な情景であった。昔の映画「猿の惑星」にあったような情景である。 |
(写真は十勝岳) |
鞍部を過ぎて登りにかかると少しずつ植生が増えて行く。めずらしい高山植物も次々と現れ目を楽しませてくれる。子の縦走路はひとけは少ないです。でも大変素晴らしいコースだと思いました。美瑛岳に到着する。 |
美瑛岳から見た十勝岳は形がよいです。反対側は美瑛富士のまるい姿があります。この時はすでに雲が出てきていてそれから先のトムラウシ方面は見えませんでした。ただそちらに向かう一筋の縦走路を見いだすことができ、縦走していきたい衝動にかられるでした。 後は長い長い下りが待っていて膝を心配しながらひたすら下って行くのでありました。 (美瑛富士) |