4.Emprer


戦場にて、一振の剣が落ちていた。
これは確か、われらが偉大なる皇帝の剣だ。
男は思った。
これは偉大なる皇帝陛下の剣。
自分などが持つわけには・・・
同時に男はこうも思った。
この剣を持ち帰れば、俺が次期皇帝だ・・・

二つの意志がぶつかり合う。
そして男は徐々に徐々にと剣へと手を伸ばしはじめた。

男が剣を手にしたとき。
男の頭の中に声が響いた。

「汝が次期皇帝なり。我、汝に従う。また、汝、我に従え」

ここにまた新しい皇帝が誕生した。

前へ  戻る  次へ