ソケット接続設定
・・真空管の各ピンへ必要な電圧を供給する方法
Procedures for setting up valve base connections.


多彩な文化を持つヨーロッパ市場に対応するためにソケットも多種...。      HOME

No1_socket
一号機ソケットパネル

二号機ソケットパネル

ローラー・セレクタースイッチの設定方法:
how to set the roller selector switch.

本機独特の「ローラーセレクタースイッチ」

この9個のセレクターを左側から指先で一つ一つ回転させて付属のデータマニュアル、
或いは真空管メーカーの規格表のピン接続図に合わせ、各電極へ必要な接続を行う。

慣れないうちは設定に少し時間がかかる。



@AVO VALVE データマニュアルに記載のある球:

6L6の例  
AVOデータ マニュアル 20版 1974 ・・米国、ヨーロッパ球9000種が掲載されている
6l6_d.jpg
セレクターの左@から、「026540310」と入力する。mA/Vは1000倍するとGm(μモー)。
6L6_a.jpg
6L6の測定:Gm:5200(測定値)/5200(基準値)

AAVO マニュアルに記載がない球:
メーカー規格表のベースピン番号の順・(時計回り)・により、セレクターの最左側@から入力する。
            入力方法については以下をご参照下さい・・・

青ボタン6ZP1の例
A Japanese original tube producing 1watts of AF output,widely used for the domestic radios in Japan.
日本独特の球なので記載なし。(最近入手した20th edition1974に記載発見.2001.12.05)
6ZP1ピン接続 @「H」:最左のセレクターに「H-」が出るまで回転:2H-の位置 2H-
A「P」:二番目のセレクター「A」=アノード 6A
B「G2」:→「S」=スクリーン 5S
C「G1」:→「G」=グリッド 4G
D「K」「G3」:→「C」=カソード 1C
E「H」:→「H+」 3H+
F「0」 0
G「0」 0
H「0」 0
設定するセレクターの番号は[265413000]となる。
AVO data manual 20th edition :6ZDH3A,6ZP1。6WC5もあり。
p1_dh3.jpg



青ボタン住友真空管・MC-658-A
Manufactured by SUMITOMO VACUUM TUBES mfg (now NEC).A Japanese original tube for the broad bands amplifiers circa 1940.
戦時中の球と思われるが、以前、6C6,6D6と差し換えて使用したことがあるので、6C6の接続でテスト。
6C6ピン.jpg @「H」:→最左のセレクターに「H-」 2H-
A「P」:→「A」=アノード 6A
B「G2」:→「S」=スクリーン 5S
C「G3」:→「C」=カソード 1C
D「K,IS」:→「C」=カソード 1C
E「H」:→「H+」 3H+
F「0」 0
G「0」 0
H「0」 0
設定するセレクターの番号は[265113000]
Gキャップのリード線はセレクター直下にあるTOP CAPの(G)表示の部分に接続。
mc658.jpg 約40年ぶりに点火したので、適当にエージングしてから測定。

ショート、ガスなし。
Ep:250v
Esg:125v
Eg:-3.8v
Ip:11mA
Gm:6800
高Gm管であることが判明したが、更に各条件での静特性の測定が必要と思われる。



青ボタン古典球・PHILIPS A106
1924年頃の球と思われる。WD11と差し換えが出来るのでそれを参考にして下記の通り設定。
ソケットはBRITISH 4/5pin。日本のUFタイプ(UF-109A・電池用三極管など)と思われる。
20th editionに記載あり、追加。

WD11_A106
  WD11の接続図
@「P」:最左のセレクターに「A」 6A
A「G」:二番目のセレクター「G」 4G
B「H-」: 2H-
C「H+」: 3H+
D「0」: 0
E「0」: 0
F「0」: 0
G「0」: 0
H「0」: 0
設定するセレクター番号は[642300000]
A106 管壁に下記のプリント。
A106 PHILIPS Miniwatt
sold for amateur use only
1.0-1.3v 20-100v Made in Holland

プレート電極は横置きの円筒型。2年間ほど販売されたとの文献あり。
(70Years of Radio Tubes and Valves.by John W.Stokes)。
Ep:40v 
Eg:-1.0v
Ip:1.5mA
Ef:1.25v
Gm:約450位。生きてた。
心霊写真? no no !
下記はAVO データマニュアル20版。追加分。
a106_data.jpg



日本軍RH-2(ソラ)
An original military tube for aero communication equipments in circa WWII...called "SORA"in Japanese that means "SKY"
RH in AVO data manual shows Vf:4V.Pentode(another tube).socket:B7
サビサビだが、ヒーターの導通があるので測定。ソケットはオクタル(International Octal AO8).

RH-2ピン接続 @「S」:シールドS 0,or 1C
A「H」:H- 2H-
B「G3」:G3はカソードC 1C
C「G1」:グリッド 4G
D「K」:カソードC 1C
E「G2」:スクリーンS 5S
F「H」:ヒーター 3H+
G「P」:プレート=アノードA 6A
H「0」: 0
設定するセレクター番号は「021415360」
RH-2
頂部の穴からヒーターの点火が見える。
Gmの測定値は750。Efを少し落とすと急激に低下する。
標準は2000なのでこれはエミ減。

「日本軍の無線機器はアルミを多用して極めて軽量に造られているが、湿気と害虫についての配慮は認められないようである」と1944年に纏められたアメリカ軍の報告書(日本陸軍便覧・光文社1998)に記述がある。

そう言えばアメジャン(アメリカ製の軍用ジャンク無線機)はニスで固まっていたのを思い出す。
        全日本真空管マニュアル 1974年版。
RH-1-RH-8


US 6305
昭和19年3月製造及びマツダのプリント
An original metal pentode for military use in WWII.Printing shows manufacture date March 1944 and MATSUDA logo
in Japanese letters.Now TOSHIBA.... has octal socket (AO8).
6305 in AVO data manual shows half wave rectifier.

US6305 ピン接続図、規格とも探したが不明。上記RH-2の接続でとりあえず試験的にスイッチON。メタル(外皮)@はCに接続。
「121415360」
Ef:6.3v
If:0.54A・・(DC電源での実測値)
Ep:250v
Esg:100v
Eg:-2.6v
Ip:5mA。
Gm:3800。
電極間絶縁良好。ただしGASあり、Ig:40μA。
エージングが進むにしたがって少しずつ特性が変化している。
追記:約10時間のエージング後再測定。GASは5μA、Gm3500位で安定。
セレクター番号?(番外)   NEC  TC-1513 for broadcast stations
TC-1513 Pd=500Wの三極送信管

Ef:15v...If:18A !!!
Max F:40Mhz
Power Out:1000w

1967・・・シリーズ番号らしい。
1955-9・・製造年月。



  ソケットとベースピン番号。
(本機が下記のすべてを装備しているわけではない)

ソケット全図−1


ソケット全図−2



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