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英国人が造ると何やら19世紀のマシンのように妖しい雰囲気になる。

ケースはアルミ製でシャワープルーフとある。ポータブルと言っているが軍用であるとの記述は見当たらない。

本体に貼ってあるシールによると、AVOによってCalibrateされたのが1974年。したがって本機はその頃の製造ではないかと想像ができるが・・・

電源トランスの一次側には設定の誤りなどによるオーバーロード対策のためシャットダウンリレーが入っている。

一度、誤って球を二本挿したまま電源を入れたところこのリレーがけたたましく作動した。

と同時にメーター内が真っ赤になり驚いて電源を落とした。後で内部をみると赤い電球がリレーに繋がり、メーター内部を照らすようになっていた。
メーターはプレート電流計ではなく、プレート回路に入れた負荷抵抗をブリッジの一辺としてバランスを見るための検流計として働く。

メーターの右の円盤は被測定管のグリッドに微小信号電圧を与えてブリッジの平衡を崩すための可変R。目盛は1〜20(mA/V)迄。

この値を1000倍するとマイクロモーとして読める。目盛1(1000μモー)以下の球はメーターの目盛から読み取れる(最小は100μモー)。

左の円盤は可変グリッドバイアス用のR(-40〜0v)。
↑左下のトグルSWはメインスイッチで上がOFF,下がON!
青ボタンヒータ電圧の設定値・V
外周 0.675 1.25 2 2.5 4 5 6.3 10 11 13 16 20 25 30 40 48 70 117
内周 - 1.4 - 3 4.5 5.7 7.5 - 12.6 15 18 23 28 35 45 55 80 -


青ボタンプレート(アノード)電圧・スクリーン電圧の設定値・V
P 20 40 60 75 90 100 150 200 250 300 400
SG 20 40 60 75 90 100 125 150 200 250 300


青ボタンプレート(アノード)電流の設定値・mA
@ 可変抵抗器・連続可変 0〜10mA
A ロータリSW・10mA単位 外周 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
B 整流管・信号用ニ極管・mA 内周 1 5 10 30 60 120 - - -
上記@Aのツマミで、真空管データ表から読み取ったプレート電流値を設定する。例えば33mAであれば@を3mA、Aを30mAにセットすると33mAの設定となる。

この値の電流が実際に流れるとブリッジのバランスがとれる・・・メーターがゼロを示す・・・それから球の測定が始まる・・・
新品の球でも設定した値にこだわらない操作が必要。通常はEgを少し加減するとバランスがとれる。 それでは中古の球においては?・・千差万別・・ピンからキリまで・・
・・詳しいバランスのとり方・・HOME・測定方法
青ボタン青ボタンclick to enlarge
メーター メーター目盛Gm:
GOOD(緑)
:70〜130%(1mA/V100%)
中間帯(白):50〜70%

REPLACE(赤):50%以下。最上段は電極間の抵抗値MΩ。
右端の「〜」はACライン電圧の適正値。
mA./Vコントロール SETmA/V コントロール

すべての設定が終了した後において、
スピンドルを持って時計方向へ回転、SET ZEROの位置で再度バランスをとり、さらにメーター指示値を見ながら回転させカラーゾーンで良否の判定、あるいはGmを測定。

手を離すとリターンスプリングと内蔵ガバナーによって自動で元の位置に戻る・(ダイアル電話のメカらしい)。
ローラーセレクタースイッチ

各ソケットのピンへ必要とする接続を設定するための本機独特のローラーセレクタースイッチ。

専用の「AVO・真空管データマニュアル」に記載のない球でも各メーカー発表の真空管規格表のピン接続図により、試験に必要な設定を行うことができる。指先での操作となる。
設定用ノブ


パネル面の右下に並びの四つのノブはそれぞれ関連して各種テスト用。
上の二つはアノード(プレート)電流設定用。
電源タップ切り替え装置pwr11.jpg




電源電圧選択タップ

105〜120V(5V毎)。
175〜250V(5V毎)。



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