| 測定方法・・・真空管のテストの仕方。operating instructions. | |||
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| ・・・・ | はじめに:本機はHickokタイプ や、その他の一般的な真空管試験機とはまったく違う操作方式のテスターです。 |
| 測定方法に習熟するまでは、本機のメータを壊してしまう恐れがあります。 | |
| 初めての測定にあたっては、プレート電流数mAの低Gm三極管を使用して下さい。 また、原回路にはないメーター保護回路の組み込みをお勧めいたします。 |
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基本設定:
| CIR. SELECTORの位置 | ELE. SERECTORの位置 | 絶縁試験される部位 |
| A/R | A1 | A1からSG,F,K,P2,G |
| A/R | A2 | A2からSG,F,K,P1,G |
| A/R | D1 | D1からSG,F,K,P1,G |
| A/R | D2 | D2からSG,F,K,P2,G |
| S/R | A1 | SGからF,K,G |
各電極間の絶縁試験(ヒーター点火状態):
「CIRCUIT SELECTOR」を「CH/R」へセットする。
この時,初めてヒーターが点火するが、次のテストに移るに前に充分な予熱時間が必要(特に出力管など・)。
| CIR. SELECTORの位置 | ELE. SELECTORの位置 | 絶縁試験される部位 |
| CH/R | A1 | KとHからA1,A2,G1,SG |
| CH/R | D1 | KとHからD1 |
| CH/R | D2 | KとHからD2 |
カソードとヒータ間の絶縁試験(ヒーター点火):
| CIR.SELECTORの位置 | C/H | この時、メーターの読みはH-K間の絶縁状態をMΩで表示する。 通常10MΩ以下の場合はその球を破棄することが望ましいといえる。 |
| ELE.SELECTORの位置 | C/H |
色別帯による良否の判定・静特性の測定(絶縁試験にパスした球に実施)。
@:ELE.SELECTOR→[A1]にセットし、
A:次に下記の項目を確認してから、CIR.SELECTOR→[TEST]にセットする・・のであるが・・
・・電流計はP電流を測るのではなくP回路の負荷抵抗をブリッジの一辺としてバランスをみるための
検流計として作動する。従って設定したP電流値と同じ値のP電流が流れた時点でゼロ位置を示す・・
この時、メーターの動きに注目し、下記の操作を素早く行う。
この段階での目標は・メーター針を「0」ゼロ位置に置くこと・(ゼロバランス)にあるので、
・・・振れすぎの場合は、設定P電流値を増加、或いはGバイアスを深める。
・・・逆ぶれの場合は、設定P電流値を下げるか、Gバイアスを浅くする。
危険 !!! メータが音をたてながら(針がストッパーに繰り返し衝突する連続音)小刻みにスイングする場合:
・・・設定電流値が著しくズレているのであってメータが危険な状態に入っています。
・・・大電流・高 Gmの 出力管は特別な注意が必要です。
・・・ソケットの接触不良と勘違いすることが多い。(接触不良が疑われる場合は、同一ソケットに低プレート電流・低Gmの球で再試験を行う)。
・・・新品の球なので、この設定でゼロバランスにならないのはテスターが悪いのではないか・・不正解です。球の特性は全部異なります。
・・・この場合、直ちに下記の操作を行い測定を中止する。
緊急の場合の処置:
「CIR.SELECTOR」を間髪を入れず、一段戻して測定を即座に中止する。
・・・その後、設定した項目を再度見直す必要があります。
重要:メーターについて:
高感度(フルスケール・30μA)のメーターなので過負荷等で損傷を受けやすく、しかも相当の年月が経過しているので取り扱いには細心の注意が必要。
部品として新品はもちろん中古の入手も絶望的です。メーター修理についてはHOMEにリンク先の記載があります。
| ・・測定終了後は「CIRCUIT SELECTOR」を「SET〜」に戻す・・ |
静特性の測定。その1::ELE.SELECTORは通常A1(アノ-ド1)の位置。複合管はA1またはA2。
| カラーゾ−ンでのGm判定.. | |
| GOOD | 70-130% |
| 1mA/V | 100% |
| 中間帯 | 50-70% |
| REPLACE | 50%以下 |
A:推薦されているP電流における測定。
@セットしたP電流は変化させずにGバイアスのみを調節しメーターのバランスをゼロとする。
ASET mA/Vコントロールを「SET ZERO」に合わせ、P電流を連続可変Rで補正的に調節し
ゼロバランスにする。
BSET mA/Vコントロールをさらに回転し、円盤目盛を規格表にあるGmに合わせる。
Cメーターはこれにより上昇し、停止した位置のカラーゾーンで良否を判定する。赤ゾーンは破棄・
中間は低効率での使用・緑ゾーンは合格となる。
:「SET ZERO」の位置でのゼロバランスは常により高感度となるので、針は少し移動するがこのズレを
連続可変Rで補正的な調整(針をゼロにする)を行う。通常は1mA以内の回転でゼロとなる。
B:推奨されているGバイアス電圧における判定。
@セットしたG電圧は変化させずにP電流のみを調節し、メーターのバランスをゼロとする。
ASET mA/VコントR−ルを「SET ZERO」に合わせ、P電流を連続可変Rで補正的に調節し
ゼロバランスにする。
BSET mA/Vコントロールをさらに回転し、円盤目盛を規格表にあるGmに合わせる。
Cメーターはこれにより上昇し、停止した位置のカラーゾーンで良否を判定する。赤ゾーンは破棄・
中間は低効率での使用・緑ゾーンは合格となる。
静特性の測定。その2:
相互コンダクタンス:Gm=mA/V x1000:TRANSCONDUCTANCE(μモー)の測定:
A:推薦されているP電流における測定。
@セットしたP電流は変化させずにGバイアスのみを調節しメータのバランスをゼロとする。
ASET mA/Vコントロールを「SET ZERO」に合わせ、P電流を連続可変Rで補正的に調節しゼロバランス
にする。
BSET mA/Vコントロールをさらに回転することによって、メーターをGOODゾーンの中央にある「1mA/V」
に合わせる。
その時のSET mA/Vコントロール目盛上の数値を千倍したものが相互コンダクタンスGmである。データ表
または規格表にあるGm値と照合する。
B:推奨されているGバイアス電圧における測定。
@セットしたG電圧は変化させずにP電流のみを調節し、メーターのバランスをゼロとする。
ASET mA/VコントR−ルを「SET ZERO」に合わせ、P電流を連続可変Rで補正的に調節し、ゼロバランス
にする。
BSET mA/Vコントロールをさらに回転することによって、メーターをGOODゾーンの中央にある「1mA/V」
に合わせる。
その時のSET mA/Vコントロール目盛上の数値を千倍したものが相互コンダクタンスGmである。データ表
または規格表にあるGm値と照合する。
Gm1000μモー以下の測定:
上記のAまたはBの方法をとり、SET mA/Vコントロール目盛を1に合わせる。この時、メーターは
「1mA/V」に到達していないが、その時のメーター指示値x1000が相互コンダクタンス(μモー)である。
:複合管の場合はELE.SELECTORをA2にセットし、他の電極を測定する。
:動作温度に達するまで、相当長時間を必要とする球が存在する。SET mA/Vコントロールを「SET
ZERO」
に合わせた時点でメーターが安定しない場合はさらに予熱時間をおいてから測定する。
静特性の測定。その3:
グリッド電流の測定。
この測定は上記の相互コンダクタンスの測定が完了した後に必要とされる電圧で行う。保護用の
リレーが動作した球での測定は不可。
@「CIR.SELECTOR」を「GAS」の位置に回すことにより、グリッド電流を100μAまで直読できる。
AGASの存在がなければ測定は不可能。
BGASの存在が認められたとすると、その球が使われている回路におけるグリッド入力インピーダンスの
大小によって動作状態への影響は充分にあり得る。
静特性の測定。その4:
整流管(電力用)の良否判定。
整流管は実際に使用される回路での良否の試験が理想的といえる。この点において、AVOのデータ表
は標準となるエミションでの値である。
@各種の絶縁試験はグリッド等のある球と同じように前述の通り行う。
ACIR.Sを[TEST]に回す前に、[ANODE CURRENT]の内側の電流値にデータ表にある値をセットする。
Bここで初めて、CIR.Sを[TEST]にセット、さらに半波整流管の場合はD1,全波整流管はD1およびD2
にセットして夫々の色別ゾーンに移動したメーターで良否を判定する。
C[ANODE CURRENT]の内側の数値はmA値で一つの電極に流れる電流値を表している。
D設定する電流値は専用データ表を参考にするか、あるいは実際に使用する回路において必要とする
電流値を設定値とする。例えばある高圧トランスからの電流が50mAであるとすれば60mAの設定が球の
エミッションからいって適切といえる。新品の球の場合はもちろんメーカー規格の最大電流での測定
が可能。
E全波整流管の場合、設定する電流値は測定する球の最大電流の半分とする。例えば、120mAの
最大電流の場合は60mAの設定にすべきである。この設定は一つの電極に流れる電流値を表して
いる。専用のデーター表はこの値である。
F5U4の場,Efは5vではなく5.7vにセット。
静特性の測定。その5:
整流管(小信号用ニ極管)の良否の判定。
@電力用の整流管と同じであるが、電流は常に「1あるいは5mA」にて判定する。
A双二極管は「ELE.SELECTOR」のD1及びD2にて測定。
BAVOのデータ表での電流値は常に1mAである。
複合管についての説明
AVOデータマニアル表れる記号について。
Rは半波整流管・RRは全波整流管。
D(diode)は信号用二極管・DDまたはDDDはその数の電極を持つ信号用二極管。
DT.DDT.DP.DDP.DPT.TT.PP.H.TH.O.TPについては、
T=triode.P=pentode,H=heptode,O=octode。
ソケットパネルにあるA1.A2リンクの使用について
このリンクを使用する(ショートリンクを取り外す)ことにより、プレート回路にある種の負荷を
挿入することができる。これにより動的な特性を得ることが可能。さらに、低抵抗のムービング
コイル型のミリアンメーターを挿入することにより陽極電流の測定が可能であるが、この場合は
計測した二倍値が真の電流値である。
マジックアイ管の良否の判定
AVOのデータ表を参照して必要な設定を行うことにより可能。
ガス整流管の判定
GRの記号のガス整流管は100mAまでの測定に使用できる。AVOのデータ表を参照して必要な設定を行う
ことにより可能。
冷陰極管の判定
CCRの記号の冷陰極整流管は同様な方法でAVOのデータ表を参照して必要な設定を行うことにより可能。
| 余談: 昔むかし,A3電波が盛んな頃、CK1006という冷陰極整流管を使用したことがある。安価なヒータートランスで済むし値段も安かった。750Vx2を整流し807singleのプレートへ供給した。 P.MODトランスは高価で購入出来なかったので、807のEsgを規格の半分の130V位に落とし(従ってIpは約半分の50mA位)、ダイナミックスピーカの中古出力トランスをSGへ接続、スクリーンハイシング変調とした。 変調管は6ZP1、音は硬いがクリアーな感じがする、などと意外に好評だった。ただし、タンク回路の調整により音質が変わるとのレポートがあった。 7MHz帯で1/2ダイポールに乗せ、計算上の出力は10ワット位、よく飛んだ記憶がある。 |