AVO_ロゴ valve tester

本機のキャリブレーション・・ calibrations
 
2004.10.28更新     HOME
 
標準化された球による本機の較正
・・2003.05.04

    較正項目
  • ヒータ電圧の測定。
  • P、SG電圧の測定。
  • グリッド電圧の測定調整
  • mA/Vコントロールの測定調整
  • 電源電圧set指示値の確認
  • プレート電流値の確認
  • 保護用リレーの調整
  • GAS電流値の確認
  • CV491(12AU7)の標準化
  • その他
  • 最終テスト
キャリブレーションについては、マニュアルに記載されている全ての項目を測定実施の如何を問わず掲載する予定ですが、記述の順序は、特に支障がなければマニュアルの順序通りではなく、概ね実測の順。2001.12.07





以下、このページの写真はすべてキャビネットからソケットパネル及び操作パネルを外した状態で撮影
・・三台のCT160を測定(電源電圧:230vを使用)
(A)測定値: 一号機/28xx/xx :使用デジボル:三和CDS-820(高入力抵抗)
(B)測定値: 二号機/24xx/xx :スコープ:KIKUSUI 5520。
(C)測定値 三号機/1xxx/xx :高電圧注意:450vRMS

青ボタンヒーター電圧AC測定。(ソケットパネル上のH+とH-端子間電圧)    
表示値 2 5 10 20 40 117
実ボルト 2.34 5.5 10.4 21.O 42.0 125
(A)測定値 2.33 5.55 10.64 21.0 42.7 127.6
(B)測定値 2.36 5.60 10.74 21.6 43.5 129.5
(C)測定値 2.34 5.48 10.47 20.96 42.0 125.3
許容範囲 2.2/2.5 5.3/5.7 10.2/10.8 20.5/22 41/44 120/130
                         
青ボタンプレートP(アノードA)電圧、SG電圧AC測定
SG電圧測定時はV1のpin2-5をショートする・ソケットパネル上の「A-C」・「S-C」間端子電圧
・CIRCUIT SELECTORTEST. 
表示値 20 40 60 75 90 100 125 150 200 250 300 400
(A) P 22.1 44.5 66.5 83.4 100.7 112.7 - 168.1 223 279 339 453
SG 22.5 44.8 67.5 83.8 101.3 112.8 140.4 168.7 222 278 338 -
(B) P 22.6 45.5 68.3 85.8 103.2 115.9 - 174.8 229 289.7 348 466
SG 22.5 45.6 68.6 86.7 104.2 117.3 146.6 175.7 228 286 347 -
(C) P 22.1 44.2 66.2 83.1 100.3 112.4 169.0 225.6 282.3 342.2 456
SG 22.4 44.6 66.2 82.8 99.8 112.0 139.6 168.8 224.9 281 340.3
許容範囲:(表示V)x1.1の-2%/+6%:例、100Vの時は107.8〜117.0V















                                                   


青ボタングリッド電圧の測定調整。

LKを写真のようにオープンする。

LKclose   LKopen

@「CIR.SELECTOR」をTEST,
「ELE.SELECTOR」をA1,
グリッド目盛を40に設定。
RV2(グリッド電圧設定用可変抵抗)の両端子電圧を測定、20.8VになるようにRV3(写真)を調整する。

Aその後、パネルのG-C間電圧を測定。目盛りと基準電圧は下記のとおり。
目盛り  0: → 0v
目盛り  4: →2.1v
目盛り  5: →2.6v
目盛り 13: →6.75v
目盛り 15: →7.8v
目盛り 40: →20.8v
目盛4と13における電圧のズレを目盛板上の三本のネジを緩め目盛板をスライドしてあわせる。
青ボタンSET mA/V コントロール電圧の測定調整。

LKをオープンの状態で、R5の両端の電圧を下記の各目盛で計測する。
サーキットコントロールはTESTの位置。
基準値の±3%以内が許容範囲。
目盛 2 5 10 104at5mark        コントロール目盛5における電圧。
基準値 260mv 105mV 52.5mV
(A) 262mV 104.5mV 49.9mV
(B) 265mV 103.0mV 51.2mV
(C) 257mmV 107.0mV 49.5mV
許容範囲外の時の調整
@SET mA/Vの可変抵抗シャフトに連結しているU金具のロックネジを緩め、シャフトを反時計方向にいっぱいに回してから緩めたネジを締め付ける(出発点の決定)。

AR5の電圧を計りながら105mVに到達するまで時計方向に回転する。この時に電圧が上昇しないか或いは反対の傾向があればR1,R2,R5,RV-1をチェックする必要がある。

B目盛5mA/Vで105mVの読みを確認、更に2で260mV,次に10で52.5mVをチェックする。±3%以内。

Cこの項目の最終事項として、時計方向にいっぱいに回し切った時にこの可変抵抗器のストップ位置で停止するのではなく目盛盤上の1mA/Vの位置で停止することを確認する。
* R5 について・
R5の基板はRV-1(mA/V コントロールの可変抵抗))の横にある。
R5の両端にワニグチクリップ(写真は黄と黒色)を接続、電圧を測定する。
直接の撮影はムリなので鏡を使用して撮影した。



* SET mA/V(RV-1)の調整

RV-1のシャフトとダイアルメカを連結しているダブルナットを薄手の7mmスパナで緩め、RV-1のシャフトを少しずつ回転し規定の電圧にあわせる。
スパナは二本あると便利だが一本でも可(写真は一本)。
青ボタン電源電圧SET指示値の確認。
「CIR.SELCTOR」をSET,「ELE.SELECTOR」をA1にセットし、LKリングを閉じ、RV2(グリッド電圧可変用VR)両端の電圧を測定する。
指示値は47V。この時、メーターは「〜」のゾーンに入っていること。もし圏外であればR3,R4をチェックする。
青ボタンプレート電流値の確認。
100mAの電流容量をもつ球(CV428=5B/254M.)でテストする。
A1リンクを開き、電流計を接続して電流設定を100mA (90+10mA) とする。十分に予熱してからグリッド電圧のコントロールでゼロパランスをとり、その時の電流計は100mA x 0.5±5%であることを確認。
・・・上記の球の代わりに6146を使用して下記の通り測定。
Ip確認49.8mA AVOデータから6146の設定:
Ep=200v.Esg=200,Ip=100mA.Eg=-28v

実測ではEg=-23.5でIp=100mA.
電流計は49.8mA

ついでにGmを測定:Gm=6900(測定値)/7000(基準値)
青ボタン保護用リレーの調整
OSRAM赤ランプ 保護用リレーが作動するとこの電球(OSRAM pigmy lamp)が点滅。メータ後部の透明ガラスを透して外部からメータ内が真っ赤に見える。同時にリレーの連続した断続音?が鳴りひびく。
調整を必要とすることはマレであるが、以下はリレー動作点の調整順序。何れもバネと接点間隔を二本の小ネジで調整する。
@Ep:100v,Esg:60vのショートでは完全に動作。
AEp,Esgともに200vのショートでは過度に動作しないこと。
B整流管の最大電流120mAでは動作しない。
青ボタンGAS電流値の較正
680kG-C
グリッドコントロールを40にセット。G-C間に680kΩ±5%を接続する。
「SIR.SELECTOR」を"GAS"に合わせた時にメーターのフルスケール±20%を確認。
青ボタンCV491(12AU7)の標準化。新たに12AU7を用意する。
circuitCV491 左記の配線図で回路を組み立てEp:200V.Eg:-9Vを供給する。
@グリッドバイアス抵抗を加減しIpを16mAにセット、その時のIpをIp1、EgをEg1とする(Ep=200vであることを厳守)。
AEgを更に減少させ、Ipを17mAに増加させる、その時の値をIp2、Eg2とする。
 Ip2−Ip1
B――――は4〜5mA/V。
   Eg1−Eg2
C正確さを期すために、Ip10mA〜20mAの間でこれを記録し、16mAの時の値を採用する。
CV491label 左記のラベルをつくり、この球に貼付する。使用にあたっては、毎日その標準化を行う。
The valve should now be re-standardised daily when in use.
青ボタンその他・・・配線図等・・・《Click here》


青ボタン最終テスト(専用マニュアルに記述されている順)
修理調整し、最終組み立てが終了した時点で以下の詳細なテストを行う。

          @使用する計測器類。

(a):AVO社のDCボルトメーター(Model 7、Model 8,あるいは同等の電圧計)。
(b):CV428,CV491,U52
(c):固定抵抗 1 MgΩ ±1%
(d):固定抵抗 680 kΩ ±5%


          Aテスト項目と実施内容

(A):電源トランスの絶縁試験。
ACメインインプット回路とフレーム間で500vのメガーを使用、絶縁試験を行う。

(B):適正電源電圧の設定
AC200〜250V/50cycleの電源電圧で電源タップを設定後、「CIR.SELECTOR」を"SET"に設定する。この時、メーター目盛の「〜」マーク上の中央に出来るだけ針を置くように電源電圧を設定する。
以後のすべての測定はこの位置でテストすることがもっとも重要なことである。

(C):電極間抵抗値の較正
下記の表に従って1MΩ±1%の抵抗をソケットパネル面のそれぞれの端子に接続し、その時のメーターの読みが1MΩ±10%であることをチェックする。
SIR.
SEL.
ELEC.
SEL.
接続位置
A/R A1 A1と次の端子。S, H-, C, A2, G.
S/R A1 Sと次の端子。H-, C, G.
C.H/R A1 C, H-, H+ と次の端子。A1, A2, S, G.
C/H C/H Cと次の端子。H+, H-.
Note:C.H/RとC/Hの位置でH+とH-間のヒーター電圧をチェックする。



(D):保護用リレーの動作確認。
オーバーロード時のカットアウトリレーの動作チェック。
  (i) ソケットパネル上のA1とCをアノード電圧100vの設定でショートする。
  (ii) スクリーン電圧60vでS-C間の上記ショートテストを行う。



(E):プレート電圧の確認。
ソケットパネル面のA1とC間のAC電圧を無負荷の状態で測定する。
公称電圧 60 100 150 250 400
実電圧 60 110 165 275 440
許容値 実電圧の-2+6%


(F):ヒータ電圧の測定。
ソケットパネル面のH+とH-間の無負荷電圧を測定する。
公称電圧 測定電圧  許容範囲
2 2.34 2.2/2.5
5 5.5 5.3/5.7
10 10.4 10.2/10.8
20 21.0 20.5/22
40 42.0 41/44


(G):Gm測定時の発振。
CV428(5B/251M・Pen・Gm=6000.ロクタル管)をソケットにセットし、発振の有無をチェックする。

  (i)グリッド電圧を可変し、Ip=100mAでゼロバランスをとる。
  (ii)この時、発振していないことを確認する。
  NOTE:手をプレート電極、あるいはプレートキャップへのリード線に近づけた時にメーターが変化しない。
  (iii)スクリーン電圧を変化させた場合、プレート電流がそれに応じて(accordingly)変化する。


(H):Gm測定値の較正。
先に規格化したCV491(12AU7)の電極を並列に接続(ピン部を導線でからげる)、ソケットへセットする。プレート電圧200v、電流は16mAにセットしゼロバランスとする。A1リンクを開放し、外部電流計を接続する。

  (i)この時、外部電流計の読みは8mA。
  (ii)グリッド電圧は標準化時の±5%以内。
  (iii)相互コンダクタンスは±5%以内である。

  NOTE:CV491の相互コンダクタンスは電流16mAにおいて4000μモーのオーダーである。±5%の範囲は本機のすべてのレンジにわたるものではなく、この数値においてのみの適用。

外部電流計が8mAを指示した時点で、本機のプレート電流の設定値が16mAであることを確認する。



(I):原典に記述なし。
(J):GAS電流の較正。
CV491を取り外し、バイアスを40に設定する。680kΩ±5%をソケットパネルのG-C間に接続し「CIR.SELECTOR」をGASにセットした時にメーター指示がF・Sの±20%であることをチェックする。

(K):整流管測定時の較正。
U52(全波整流管・5Z3と同等管)を挿入し、「ELE.SELECTOR」をD1に、「CIR.SELECTOR」をTESTにセットする。ソケットパネルのD1とU52のプレート電極間に外部電流計を接続。
すべての設定電流レンジにおいて:
   (i)「GOOD」ゾーンのほぼ中央をメーターが示すことをチェック。
   (ii)接続した外部電流計の指示値は設定電流値の±10%以内であることを確認。

「ELE.SELECTOR」をD2にセット、同様にソケットパネルのD2からのリード線を接続して(i),(ii)のテストを行う。
EOF
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