2008

                     笠取山

【メンバー】石井、中島、多胡
【日程】平成20年11月24日
【山域】奥秩父
【山名】笠取山
【コース】作場平(8:15)-笠取小屋(9:35)-笠取山(10:05)-笠取小屋(11:05)-作場平(12:15)
【曇り】
 いつかは行ってみたいと思っていた、奥秩父の名峰笠取山に行く。
 登山口は作場平と言うところにある。奥多摩より西は進み山梨県に入り渓谷を登ってゆくと、右に折れる道がある。これが一ノ瀬林道である。この道は一部狭い所をとおるが先に行くと人家が数軒もある広い場所にでる。民宿、キャンプ場もある。
 さらに進んでゆくと、尾根を一つ越えて作場平に着く。駐車場、トイレがある。ちょうど5人パーティが出発準備をしている。しかし、車は少ない。もう時期外れか。
 身支度をして早速登山開始。なだらかな歩道が続く。
 尾根道と沢道を分けるヤブ沢分岐で先行パーティに追いつく。我々はヤブ沢コースへ5人パーティは尾根道を行く。
 ヤブ沢コースはなだらかな道で疲れることもなくヤブ沢峠に到着する。しかしここには車道があった。
 尾根沿いについている車道を進んでゆくと先から軽トラとマウンテンバイクが下りてきた。軽トラはハンターのようであった。
 程なく笠取小屋に到着する。ちょうど尾根を登ってきた5人パーティも到着する。
 歩きやすい広い道だ。こういう所をのんびり歩くのがよいのである。
 先に三角形の笠を広げたような山がある。これが笠取山だ。一度鞍部まで下り、最後の登りにかかる。ここだけが急な登山道だ。
 振り返ると低くたれ込めた黒雲の下に富士山が2/3ほど見える。天候が悪いのが残念だ。
 頂上からは雁峠から先の方の縦走路が見渡せる。
 頂上から尾根を先に進むと三角点と山頂標識があった。ここで昼食とする。
 下りは登ってきた方角とは反対方面に下り、すぐに右に折れる道を見つけて巻き路に出る。
 ここで多摩川の源頭を発見する。多摩川の源頭は笠取山だったのだ。ここから垂れたひとしずくの水が流域の水を併せて下り、多摩川となり都民ののどをうるおす。
 そこで東京都はこの水源の山にトウヒ、モミ類などの植林を行っている。しかし、最近は鹿の被害が多いらしく、鹿よけの柵、ネットなどが設置されているのである。
 道はいつしか先ほど登る時に通過した鞍部の地点で合流した。
 木道を笠取小屋までのんびり下り、今度は尾根コースを下り駐車場に戻った。
 帰りはのめこい湯(600円)により温泉に浸かった。温泉に入っている間に、天気予報どおり雨が降り出した。