2005年

      雪倉岳、朝日岳

【メンバー】多胡、鈴木、戸谷
【日程】平成17年7月21日〜23日
【山域】後立山連峰
【山名】雪倉岳、朝日岳
【ルート】21日 蓮華温泉(10:35-10:50)-白馬大池山荘(14:30)
22日 白馬大池山荘(5:15)-小蓮華山(7:00)-三国境(7:50)-雪倉岳避難小屋(9:25)-雪倉岳(10:20-10:45)-水平道分岐(13:00)-朝日岳(14:10)-朝日小屋(14:50)
23日 朝日小屋(5:30)-朝日岳(6:15)-白高地沢(9:25)-瀬戸川(10:35-10:55)-蓮華温泉(12:20)
 かねてより懸案であった蓮華温泉から一回りするコースを花の咲く最高の季節に達成することができた。
 蓮華温泉の駐車場はそれほど車も多くなく安心する。蓮華温泉ロッジの脇から登って行く。木陰がありそれほど暑くなく登って行く。途中下の方に蓮華温泉の露天風呂がある位置を見下ろせる。さっそく道の脇に花が咲いているのに出くわす。そのたびに写真を撮り図鑑で調べながら行く。ゴゼンタチバナ、オオバミゾホウズキなど。
 途中天狗ノ庭と言う眺めの良いところに出る。そこは眺めが良いだけではなくいろいろな花が咲いている。イブキジャコウソウ、イワシモツケなど。
 やっとの事で今宵の宿である白馬大池山荘に到着する。池の畔にある赤い山小屋であった。なんとそこは高山植物が咲き乱れている楽園であった。チングルマ、ハクサンイチゲなど。
 受付を済ませると早々に広場に出るとビールで乾杯とする。
 夕食のカレーを食べるとまだ外は明るい。そこで乗鞍岳まで行くことにした。白馬大池の縁を通り岩のごろごろした道を通り平らな乗鞍岳の頂上に着く。そこは大きなケルンが積んであるので頂上と知れる。
 山小屋は最後まで込み合うこともなく、一人一畳を確保して安心して眠れた。
 翌日は5時の朝食を済ませると、さっそく朝日小屋に向けて出発する。お花畑が現れる。シナノキンバイ、ハクサンイチゲの群落がある。コケモモも見られる。
 小蓮華山では白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山が見える。
 下り込んで登ると三国境である。長野県、新潟県、富山県の県境である。ここから右に折れると雪倉岳に向かう。タカネツメクサ、イワオウギなどが見られる。途中大パーティを抜く。
 雪倉岳避難小屋からは登りとなる。登りながらも多くの花があるのでそのたびに止まって写真を撮り図鑑で調べながら行く。ミヤマタンポポ、ウルップソウなど。
 雪倉岳に到着する。お昼を食べていると遠くまで視界が利くようになり剣岳の特徴ある姿が現れる。
 雪倉岳の下りも花が現れる。タカネバラ、ミヤマダイコンソウなど。
 大下りがありツバメ平ではミネウスユキソウ、キヌガサソウなどが見られた。
 次は小湿原のある小桜ヶ原である。ここでは木道が整備されていて、湿原の植物が見られる。
 水平道の分岐に来る。水平道は通行禁止であった。そこで朝日岳に登るコースを取ることにして登って行く。最後の登りをゆっくり登って行く。大パーティーを抜くことができた。
 朝日岳に着くと大勢休んでいた。翌日もここに登るのでそのまま小屋に向けて下り出す。ミヤマキンポウゲなど。
 小屋に着き、受付を済ませると、さっそくビールで乾杯とする。この日も一人一畳を確保できた。山小屋のおいしい夕食を済ませると外に出てしばらく散歩したりして時間をつぶす。
 翌日は5時の朝食を済ませるとさっそく蓮華温泉目指して出発する。まずは朝日岳に向けて登って行く。ムシトリスミレなど。
 朝日岳からは北に向けて栂海新道を行く。大きな雪渓も残っている。雷鳥なども登場する。
 途中から五輪尾根に入る。途中湿原を通る。リュウキンカなど。
 下っていくと眺めの良いところに出る。下には五輪高原が見え南には昨日踏破した雪倉岳が正面だ。シモツケソウ、シロウマアサツキなど。
 五輪高原に出た。ユキワリソウ、カライトソウなど。
 カモシカ坂を下りると白高地沢に着く。仮設の橋を渡り、まだどんどん下って行くと今度は瀬戸川の鉄橋に出る。
 これを渡ると今度は登りになる。やっとの事で登り兵馬ノ平に着く。オオバギボウシなどが咲いている。最後に登ると蓮華温泉に到着した。
 蓮華温泉ロッジの内風呂に入りすっきりして帰路に就いた。