思ったよりずっと雪があり、寒かった。
【メンバー】若田部、鈴木、多胡
【日程】平成11年12月19日(日)〜21日(火)
【山域】南アルプス
【山名】光岳(2591m)
【ルート】19日 家(8:30)-易老渡(14:10)
20日 易老渡(6:35)-易老岳(12:40)-三吉平(14:25)-光小屋(16:10)
21日 光小屋(8:05)-光岳(8:30)-光小屋(8:50)-三吉平(9:50)-易老岳(11:40)-易老渡(2:50)
【天候】曇り
【地図】昭文社エアリマップ「塩見・赤石聖岳」
易老渡より急坂をゆっくり登って行く。面平より少し上から雪が現れる。単独行者が重装備で下ってくるのに行き会う。光小屋に泊まったのであろうか。登って行くにつれて寒さが厳しくなる。昼を食べて着るものを着込んで登って行く。途中5回休んで易老岳に到着する。
途中2回休んで光小屋にやっとたどり着く。吹きさらしの場所にあることもありかなり寒い。2階の入り口より小屋の中に入った。荷物を広げるも、あまりの寒さにコンロをつけても全然だめだ。そこで小屋の隅に下駄箱とレスキュウーシートで囲って狭い部屋を作った。コンロをつけるとやっと暖まってきた。雪を溶かして水を作り夕食とする。外はすごい風が吹き荒れている。外に出るとあまりの寒さに小屋に入ってもふるえが止まらない。コンロの火が止まるときにシュラフに入って寝ることにする。シュラフの中にはいると全然寒くない。まだ時間は早いのでうつらうつらしているが、外の風は相変わらず吹き荒れていて明日が心配だ。
朝6時に起きるとほとんど風が治まっていた。日の出は6時50分頃であった。富士山のやや右の雲の上から昇ってきた。これが見られただけでもここまで苦労して登ってきた価値があった。次第に朝日が昇ってくると、聖岳方面の稜線が明るくなってきた。そして小屋にも日があたってきた。小屋の中に戻り朝食を食べて荷造りを済ます。
とりあえづ、光岳のピストンに向かう。昨日の風でトレースは埋まっているものの、おおよその道は見えているので、そこを通り頂上に到着する。展望は利かない上に、先ほどより天気が悪くなってきたので遠望も利かなくなってきている。小屋まで戻り、荷物を持って下りに向かう。順調に下って行く。雪が降らなくてよかった。易老岳に登り着き、昼を食べてビールに燗をを付けて暖めて飲むがうまい。長居をすると冷えてくるので早々に下りに向かう。順調に下るも最後はへとへとになって易老渡に到着した。
帰りは松川インター近くの松川温泉「清流苑」で汗を流す。大変設備のよい温泉で350円と安かった。 |