1998年

甲武信岳

【メンバー】単独
【日程】平成10年5月20日(水)
【山域】奥秩父
【山名】甲武信岳(2475m)
【ルート】モウキ平(10:00)-ナメ滝(11:10)-水源地(12:10)-甲武信岳
(12:50-1:15)-三宝山(1:40)-武信白岩山(2:40)-大山(3:05)-十文字峠(3:35)-モウキ平(4:50)
【天候】晴れ
【地図】昭文社エリアマップ「奥秩父2」

 朝晴れていたので急遽山に行くことにする。ほんとは昨日から今日の天気予報は晴れらしいことはわかっていたのだが平日なので決心が付きかねていたのです。
 7:10に家を出発する。途中混むところもなくモウキ平につく。途中で昼飯を買い、職場に休暇の連絡をする。途中道に迷い15分ほどタイムロスする。道路地図を持っていかなかったもので川上村の方へ行く道がわからなかった。
 モウキ平にはかなりの数の車がありました。私が止めたところに10台くらい。少し林道を登っていくと、本当のモウキ平の駐車場がありここには15台くらいありました。平日だというのに多いです。単独行の場合少しでも人が歩いていた方が安心なのでなるべく休日に行こうとしているのですが、平日でもこんなに入っていれば安心ですね。それでも今回は鈴を一応持っていく。この日は鈴を鳴らしている人数人に合いましたから、やはりこの辺の山域はいるかもしれない。私は人とすれ違うときには鈴は押さえて鳴らないように心がけますよ。
 千曲川源流域の歩道を気持ちよく進んで行く。釣り人などがいる。なるほど先ほどの車は釣り人も入っているためかと思う。あとは何人か既に下りてくる人たちと出会う。カメラの三脚を持っている人が多い。天気に誘われて、源流域の写真を撮りに来たのだろうか。稜線近くなってやっと純粋の登山者らしき人たちを追い越す。
 稜線に出て少し登るともう甲武信岳に到着このコースは楽で、2475mもある日本100名山に登れてしまうのですね。天気は晴れだがもやっていて、遠望は利かないそれでも同じ稜線上の国師岳金峰山などはよく見える。遠くに南ア北部が見える。残念ながら富士山は見えない。
 頂上には何人にかの人たちがいて、昼御飯とか食べたりしている。この日の内に下りてしまおうかとか、小屋に泊まろうかとか相談しているパーティーがいる。結局小屋泊まりに決まったようだ。いいですね、速く言って酒を飲もうだとか、ここで景色を見ていようだとか相談している。私はといえば早々にビールを飲み、昼飯を食べて下山に移る。
 下りは十文字峠方面に下りることとする。三宝山まで下って登る。本日の最高地点だがあまり展望はよくない。樹林帯の中を延々と下っていく。途中やっとお目当てのシャクナゲが咲いているのに出会う。樹林が開けた先に岩峰が見える。武信白岩山だ。あそこまで行って休もう。岩峰の基部に到着。なんとザイルが張り巡らしてあって落石があるので登らないで下さいとの標識あり。
 再び樹林帯の中を下りて行く。大山に到着。シャクナゲが満開だ。ここより十文字峠までの間は林間にシャクナゲがあり咲いている。十文字小屋に到着する。なんと小屋の周りがシャクナゲでいっぱいで今を盛りと咲いている。すばらしい。でも何でここだけ不自然に多く咲いているのと思ってしまう。今日はここに泊まる人も多いみたいだ、カメラを持ち出してシャクナゲを撮ったりしている。
 少し休んで最期の下山に移る。時間はもう遅いが、ここまでくれば下山のめどが付いたのでゆっくりぶらぶら下っていく。途中エプロンのおばさんと小さいざっくの高校生くらいの娘さんに出会う。小屋の奥さんと娘さんであろうか。
 気持ちよい源流歩きと満開のシャクナゲがみられた山行でした。

98kobusi1.jpg (32894 バイト)シャクナゲが満開でした。