蓼科山に行って来ました。この山は私が山に登りだした最初の一峰です。二十
数年前に大学に入りワンゲルに入り新人歓迎合宿で登ったのが蓼科山でした。そ
れ以来訪れていませんでしたが、今回登ってきました。 【メンバー】単独
【日程】平成9年10月28日(火)
【山域】八ヶ岳
【山名】蓼科山(2530.3m)
【ルート】大河原峠(9:05)-蓼科山荘手前(10:50-55)-蓼科山(10:45-11:00)-蓼
科山荘(11:25-40)-天祥寺平(12:30-35)-亀甲池(1:05-1:10)-双子池(1:45-55)-
大河原峠(2:40)
【天候】快晴
【地図】国土地理院1/25000地形図(蓼科山)
前日の寒波で大河原峠からの道はうっすらと雪が付いている。その中を蓼科
山に向けて登って行く。コメツガ林の中は静かである。上空には強い風邪の音がす
る。蓼科山荘からは何人以下の人に出会う。平日だというのに結構登っているも
のだ。頂上は広い石の原である。頂上と思われる所には、夫婦のパーティが一組、
その後やはり夫婦が一組登ってくる。
快晴の天気の中、北アルプスの連峰が白く望まれる穂高連峰、槍ヶ岳、立山、
後立山連峰などが綺麗に見える。目を移せば南アルプスはまだ雪がかかっていな
い。近くは南八ヶ岳方面がシルエットで見える。頂上はさすがに寒いので早々に
に下りにかかる。
蓼科山荘より右に折れ天祥寺平に向かう。天祥寺平を過ぎ亀甲池まではぽかぽ
か陽気の日溜まりハイクで本当に来て良かったと思った。亀甲池より樹林帯の中
を歩き双子池に着いた。池の端には赤いジャケットを着た若い女性が一人座って
休んでいた。
双子池から大河原峠まで最後の登りにかかる。後ろに気配を感じて振り返ると
女性が追いついてきていた。私が道を譲ると、「大河原峠に下るんですか。」と
聞いてきた。あわててそうだと応えると。「私もそうです。同じですね。」とい
うとどんどん先に登っていきました。何しろ一本道ですから、ここを歩いている
限りでは大河原峠に行くしかないのですから。それから私は彼女に離されないよ
うに一生懸命に歩いていきました。大河原峠につき山行を終了しました。
大河原峠を後にし白樺湖に有る、すずらんの湯に向かいました。私の車の前を
走っていた例の女性の車は白樺湖の手前を奥蓼科方面に曲がっていきました。私
はすずらんの湯に入り帰路に就きました。