2008年

        檜洞山、蛭ヶ岳

【メンバー】石井、多胡、鈴木
【日程】平成20年12月20日〜21日
【山域】西丹沢
【山名】檜洞丸、蛭ヶ岳
【コース】20日神ノ川(10:00)-犬路越(11:20)-ヤタ尾根分岐(13:35)-檜洞丸(14:30)-青が岳山荘(14:35)
21日青が岳山荘(7:30)-蛭ヶ岳(10:20)-袖平山(12:20)-神ノ川(14:50)
【天候】20日晴れ 21日晴れのち曇り(風強)
【地図】昭文社エアリアマップ「丹沢」
 今年のシメの山行は、西丹沢の檜洞丸だ。12月ともなればなるべく寒くない場所へと南下する。この方面に行くにも圏央道が中央高速と繋がったので時間的にはだいぶ楽になった。
 丹沢は数年前に大倉尾根から蛭が岳まで往復して以来だ。今回の山行はその続きの山域となる。
 車は中央高速相模湖インターを下りると峠道を越えて行く。さらに林道を入って行くと神ノ川ヒュッテに着く。ネットで調べていたゲート前の駐車場は柵によって閉鎖されていた。その代わりに神ノ川ヒュッテの有料駐車場に置くようになっている。その駐車場入口が実に狭く、やっとの事で車を通すことが出来た。
 登山口は神ノ川ヒュッテの脇から登って行く。
 犬路越までは1時間ほどだが結構きつい登りだ。犬路越に到着してほっとする。きれいな避難小屋があるので一休みする。
 そこからは快適な稜線歩きとなる。風の音は聞こえるが立木と笹で覆われているために風は当たらない。
 途中富士山の展望点が数箇所ある。その度に歩を停めて写真撮影する。
 ヤタ尾根分岐のベンチで一休み。
檜洞丸への最後の急坂を登り切ると平坦な頂上部に到着する。
さて、今宵の宿は頂上直下にある青ガ岳山荘だ。頂上の縁からも青く塗られた山荘が見下ろせる。
 山荘に下りて行く。中に入るとすでに大勢くつろいでいる。入口でとまどっていると、奥から女性が出てきて案内してくれた。
 荷物を置いて掘りごたつにはいると、今日は山荘のクリスマスパーティとのことであった。我々が持参のビール、お酒を飲んでいると、隣に座った人ががバーボンウイスキーだつまみだと勧めてくれる。
 一時中止して日の入りを見に行く。頂上を越えた斜面が絶好の撮影ポイントとなる。富士山の左下に日が落ちて行くのである。
 さて、小屋に帰ってくるとクリスマスパーティの始まりだ。持ち寄ったお酒、ワインなどが次々に出てくる。食事は鳥焼き、ポトフ、パンなどふんだんに出てくる。延々と続くと最後はクリスマスケーキも出てきた。
 すると、今度は手作りキャンドルのオークションだ。10時頃にはお開きとなり、2階の寝床に入る。暖かい寝床であった。
 翌朝は、日の出を見に山頂に行く。
東の空から日の出を見ると、富士山の見える側に移り富士山を観察するが、赤富士にはならなかった。
 小屋に戻り朝食を食べて、出発する。蛭が岳方面に下って行くが小屋の人たちがいつまでも手を振って送ってくれる。親切な人たちであった。
途中、お約束の鹿も現れる。
 蛭が岳までは、上り下りがあり結構きつい行程であった。最後に登りあげると見覚えのある山頂部に到着する。
 前回泊まった蛭が岳山荘があった。
 頂上のベンチで休むも寒いので、早々に下山に移る。今度は北側の袖平山方面に下りて行く。この斜面は雪が残っていて滑るので慎重に下りて行く。
 すれ違った登りの人は軽アイゼンをつけているところであった。
 道が傾斜をゆるめる頃には雪もなくなり、樹林帯の中を歩くようになる。
 ベンチのあるところでのんびり休む。その後、袖平山を過ぎて大下りとなる。どんどん下っていくと、下の方から人の声が聞こえる。どうやら巻き狩りをやっているようだ。猟犬も現れた。猟銃で撃たれてはかなわないので、なるべくこの場を離れようとする。
 急坂の登山道を下りきると、道は大きな川を渡るところに出る。立派な歩道橋を渡ると林道に出る。林道を歩いて行くと昨日車を停めた神ノ川ヒュッテに到着した。
 帰りは昨日通った峠道を行き、藤野やまなみ温泉(600円)に入り相模湖インターから高速道路を通り帰宅した。