2008年

          白山

【メンバー】小沢、石井、多胡、鈴木、綾部
【日程】平成20年7月21日〜22日
【山域】白山
【山名】御前峰
【コース】21日 下仁田(5:00)-市ノ瀬(10:45)-別当出合(11:15)-別当坂分岐(12:30)-弥陀ヶ原(15:30)-室堂(16:00)
22日 室堂(4:00)-御前峰(4:40-5:00)-室堂(5:30-6:15)-展望歩道(6:30)-南竜山荘(8:15)-砂防新道-別当出合(11:30)-市ノ瀬
【天候】晴れ
 下仁田から高速に乗り金沢西インターで下りる。一路、登山口の市之瀬に向かう。予定どおりの時間に市ノ瀬に着き、ここで車を置く。ここからは別当出合までバスに乗る。
 別当出合が本当の登山口。多くの登山者は楽な方の砂防新道を行くようだ。我々は観光新道を行く。しかし、これは正解であった。上の尾根道で多くのお花畑を通ることが出来た。
 いきなりの急登で暑いが、樹林帯の中なのでなんとか気持ちよく登ることが出来た。途中ハクサンの付く花を見つけては写真を撮りながら、登ってゆく。
 高度を上げて尾根道に出る。尾根道に出ても急だ。ピンク色の百合が咲いている。新潟ならヒメサユリなのだろうがこれはササユリという。大きな違いは雄花にある。
クルマユリ
 さていよいよお花畑である。ニッコウキスゲ、イブキトラノオなどは一面に群生している。ハクサンフウロ、テガタチドリ、タカネナデシコ、シナノキンバイなど咲いている。
イブキトラノオ
ミヤマキンポウゲ
 さて、お花畑を何度も通過すると、弥陀ヶ原に付く。ここからは御前峰が見渡せるようになる。雄大な山だ。霊峰白山を感じる。足下の木道の脇にはアオノツガザクラ、クロユリが咲いている。
 ハイマツ帯を抜けると今宵の宿室堂センターに到着する。ここは予約制なので安心。ゆっくり寝床を確保することが出来る。宿泊棟は4棟有り750人泊まれる。
 広場のベンチでさっそく乾杯しくつろぐ。
 食事の時間になり、夕食を食べると早くに寝床に着く。
22日は3時半には起き出す。皆ご来光を見に行くのだ。曇りだが回復することを願い、暗い中を外に出るとランプを点けると頂上に向けて登ってゆく。40分登ると頂上に着く。日が出る東側に陣取り日の出を待つが、天気は回復しない。
 頂上に立つ宮司が白山の歴史について説明してくれる。相変わらず日は出ない。下山に移ることにする。今度は皆頂上標識に移動しかわりばんこに記念撮影してから下る。
 宮司は祠で祈祷に入るが、永平寺に修行僧約30人ほどがそろって拝んでいるのはどういうことなのか。
 さて下り道では、先ほど見えなかったイワギキョウなども見えてくる。
 室堂に戻り身支度を調えると、下ることにする。下りは展望歩道を行く。ハクサンコザクラなどが多く咲いている。
雲がかかっているが、時折晴れて下の方が見渡せるのはなかなかよい景色だ。
チングルマ
 南竜ヶ馬場の木道を行く。
 南竜山荘で一休みし、砂防新道を下ってゆく。この頃からしたから大勢登ってくる。この人たちが今日の室堂センターの泊まり客となる。そして明日の朝、きっとご来光を見に登るのだ。
 さあ、下界に下るにつれて暑くなる。どんどん下って行き、大吊り橋を渡ると昨日の登山口別当出合に着いた。バスを待ち市ノ瀬に下り、白峰温泉に寄り、高速道路をひた走り群馬に向かった。

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