2007

                      鳥海山

【メンバー】若田部、石井、多胡
【日程】平成19年4月29日
【山域】鳥海山
【山名】鳥海山
【ルート】祓川(8:20)-避難小屋(9:20)-鳥海山(11:30-12:00)-避難小屋(12:20)-祓川(12::55)
 前日に麓の鳥海荘に泊まる。ここは格安な料金にも関わらず、料理もおいしく、なによりも温泉がよい。部屋からは翌日登る鳥海山が正面に広がっている。
 さて、朝食を済ませると、早速祓川駐車場に向かう。標高を上げて行くにつれて道路は雪の壁に囲まれて行くようになる。駐車場に到着するも、すでに満杯状態であった。
 とにかくスキーを着けて登り出す。なにしろ目標の鳥海山山頂が見えるというのは、どんなものか。一歩一歩近づいていく実感はあるものの、なにしろ遙か彼方である。
 天気は快晴であり、とにかくほとんど山スキーヤーが前方の斜面をわさわさ登っているのである。我々も遅れてはならじと快調にとばして行く。後で考えればこの辺は自重して置くべきだった。
 上に行くにつれてだんだん風が強くなる。なにしろ日本海に面した独立峰であり、遮るものもない一枚の斜面である。風当たりがよいのは当然である。
 しかも前半とばしてきた付けが出て登りが非常にきつくなる。最後の斜面はシールも利かなくなったので、つぼ足で登ることにする。そのおかげで登りはかえって楽になり、ついに頂上に到着。スキーをはずして頂上を楽しむ。新山に行く人たちもいるがそれはパス。
 少し休んで、一気に下りにかかる。雪はやや柔らかくなっているので、ターンも決まり快適に下っていく。登ってくる大勢のスキーヤーからはうらやましい視線を感じる。下からはまだまだ大勢登ってくるのである。
 避難小屋まで下ると、風も内場になる。ここで昼食として大休止する。なんと、登りでも見かけ頂上でちょうど一緒だった長靴おばさんのパーティがすでに下ってきたのには驚きである。
 あとは、祓川まで最後の滑降を楽しみ、車で明日の目的地月山の姥沢を目指した。