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*Richard Pinhas 近況

5月18日, Paris, La Maroquinerie にて、Pascal Comelade とのライブ OBLIQUE SESSIONS NIGHT
オープニングアクトは
Denis Frajerman String Quartet

*フランス SONORE レーベル便り&ライブ情報

先日フランスで SONORE という小レーベルを運営している友人より、新譜2枚が届きました。なかなか良い内容なので紹介いたします。

なお現在ホームページの大幅更新中。吉田達也1997年11月フランスでのインタビューがおもしろい。
SONORE : http://www.sonore.com

-Kourgane / Ivan Rebrof, Lonely Hearts Club Band   SONORE   SON-04
ギター、ベース、ドラム、トランペット、サックスとフランス語のヴォーカルという6人編成。名前からしてどうも中近東・中央アジアあたりからの移民ではないかと思われます。
各パートのリフが自己主張しながらせめぎ合い、変拍子を変なアクセントで駆け抜けていく様はまるで初期の Etron Fou Leloublan を連想させますが、こちらの方が大編成な分音の厚みがありかつ洗練された印象があります。

Kourgane.JPG (9903 バイト)

-Alboth! / Ecco la Fiera   SONORE  SON-05
Lieder : voice 
スイス
Tito : guitar, computer 
ドイツ
Wertmuller : drums, percussion, vibraphone 
スイス
という3人組。
近年のレコメン系、または Ruins なんかを思わせる無茶なキメの連発と歪んだ音。それだけなら余り新鮮味が無いのですが、不思議とこのバンド歌心があるというか意外とメロディーを大切にしているようで、いつの間にか聞き込んでしまいます。
過去に既に6枚以上の作品を出しているそうなので、どこかで名前を見ている方もあるかも知れませんが、要注意バンドです。

Alboth.jpg (7794 バイト)

Alboth! : http://www.alboth.ch

なお、このCDは Inoxia Records より国内発売決定!
http://www.inoxia-rec.com/

*板倉文インタビュー

伝説のバンドチャクラ、Killing Time のリーダーとして、はにわちゃん、ウズマキマズウへの参加、映画、TVのサントラ、ダンスのための音楽、太田裕美、三田寛子等への楽曲提供など幅広い活動で知られる板倉文氏のインタビューが現在こちらで、短期集中連載のかたちで繰り広げられております。80年代の日本インディペンデント・シーンを一方で支えてきた彼の足跡が包括的に読める素晴らしい内容です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ugtk/home/frame.html

*Present 新作

Univerz Zero の新作に興奮も醒めやらぬこの時期、ベルギーのもう一方の雄 Present も新作をリリースした模様。
タイトルは「N-6」、今回は本国 CARBON 7 レーベルからの登場。日本盤のリリース予定もあります。
詳細はこちらで。試聴コーナーもあります。
http://www.totalzoo.com/present/presentmenu.htm

*Uakti 新作 Aguas da Amazonia

Paul Simon, Manhattan Transfer との共演でも知られるブラジルのユニークな自作楽器演奏集団 Uakti の久々の新作はなんと Philip Glass とのコラボレーションでした。
アマゾン川とその支流をテーマにした組曲形式の大作 Aguas da Amazonia (Glass 作曲)を Uakti が演奏するというもの。反復を基調としてゆっくりと進行する作風に Uakiti のアコースティックな音色がピッタリマッチしています。プロデューサーの Michael Riesman はキーボードでもゲスト参加。
2000年1月22日にはマーキュリー・ミュージックから待望の国内盤発売。
(ウアクチ/フィリップ・グラス「アマゾンの流れ」 PHCF-3526   \2427 税抜き)

*90s Japanese Independent Music

昨年フランスで発売された、日本のインディペンデントシーンを網羅した本 "Les Musiques Japnonaise Independantes des Annees 90" の英語版 "90s Japanese Independent Music" 2000年秋に出る予定です。
160 X 240 mm, 約
150ページ, ボーナスCD2枚付き。

ボーナスCDのうち一枚は仏 Musea 社から発売されている日本のシンフォ系グループのサンプラーと言って良いが、もう一枚は充分注目に値する内容である。

Disc Independent
ホッピー神山、 Haco、Bondage Fruit、近藤達郎、Trembling Strain、Ruins、古館徹夫、Gaji、Yuko Nexus6、Acid Mother Temple、Soh Band、灰野敬二、Filament   全13曲。すべて未発表。

*フランスミュージシャン近況

何人かのフランスのミュージシャン近況の情報が入りましたので、ここに紹介します。

Gilbert Artman
パリ、セーヌ川縁の倉庫を改造した音楽スタジオを経営。時々 Urban Sax パフォーマンスは行っている模様。
ヤク中の噂あり。
Urban Sax のページ; http://perso.infonie.fr/urbansax/

Joseph Racaille
最近は Arthur H (Jacques Higelin の息子)のアルバムプロデュースを手掛けている。
ちなみにこの Arthur H 渋めながらなかなか良い歌を歌っている。国内盤もあるので要チェック。

Ariel Kalma
まったく行方不明。親しかった友人達もどこで何をしているか分からないとのこと。

Mireille Bauer
かつては Gong で名を馳せた彼女、Francois Ovide (Nemo, Albert Marcoeur などでギターを弾いていた人)と結婚して、しばらく名前を見なかったが、1997年 Patrick Forgas のバンドを経て現在はArt Zoyd の正規メンバーとなっている。

Patrick Gauthier
アル中で、とても音楽の出来る状態ではないそうです。

Teddy Lasry
80年代まではコンスタントにアルバムを出していた彼ですが、近年はラビ(ユダヤ教の教師)になってしまったそうです。

Jean-Pierre Lambert
72年の終わり頃から73年 Janick Top に交代するまで Magma のベーシストを努めていた彼は、現在神秘思想関連の書籍を主に扱う書店を経営しているそうです。

 

Japan New Release Infos

 

*KOMAZAWA Hiroki / Garden Sketch   CD  MIDI  MDCL-1372 (2000/05/17) NEW!
*Coba / Legend Man!  CD   TOSHIBA EMI/EAST WORLD  TOCT-24305 (2000/01/26)

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