2004年11月25日

最近のレネゲイド関連の事件のことを考えると、私に「約束」というものが付き纏っている気がします。
拓君との約束を破ってしまったことで、神様が私に試練を与えようとしているのかも知れません。

中学生を卒業したあの日に、私は玲香さんと約束をしていました。
別の学校へ行ってもずっと友達で居ようって、普通の、だけど大事な約束を。

…あれから、もう何ヶ月も経ってしまっていました。
玲香さんは、変わっていました。友人であるが故に、私が最もなって欲しくない存在に。
でも、最も大事なところは、変わらないでいました。今でもずっと、私の事を友人と思ってい下さった事です。
例えオーヴァードとなっても、彼女は私の大切な友達です。友達だから、私だからこそできることが有ると思うのです。
彼女がそれを欲していたかは分かりませんが、もう後悔したくはありませんでした。玲香さんを拓君のようにしたくはありませんでした。

正義感溢れる刑事である高柳慶介さんと、正体は不明ですが明るくて強いルシオさんが、私の我侭を聞き入れ、強力をして下さったお陰様で、玲香さんは自分の心を保つ事ができました。彼らには、お礼の言葉もありません。
そして、約束を果たす事が出来ました。私も、玲香さんも。
彼女にはこれから大変な運命が待ち構えていると思いますが、挫けずに頑張って欲しいものです。玲香さんなら、きっと出来ると信じています。