「目を閉じるとね、見えなかったものが見えてくるんだよ。」
先祖代々受け継いできた稲荷神社の神主と、そこへ嫁いだ母親との間に生まれる。
が、篝が小学生になる前に、不慮の事故によって、父親は亡くなってしまう。
だが、唯一人、真実を見ていた者が居た。まだ幼い篝は見てしまった。正体不明の化け物が、父親を切り裂き、喰らう、その場面に、居合わせてしまった。
その記憶を、無意識のうちに封印した。しかし、同じ様な場面に出くわすと、その余りにも残酷な記憶が甦り、理性を失う事がある。
現在、久路州市内の小学校四年生。自宅の神社では、多忙な母親を手伝う巫女の仕事、家事、掃除などもこなしている。
また、祖父の経営する弓道場に足繁く通い、自分でも気が付かないうちに、驚異的な技術を身に付けている。心の奥底に渦巻く復讐の炎のなせる業なのだろうか。
まだ幼いながらも神懸りな弓技を買われ、時々UGNイリーガルとしての仕事も請け負っている。
性格、能力:
明るく活発な、クラスでも人気の高い、普通の小学生。だが、小学生としては、異常とも言える集中力を持ち、十歳にして、目を瞑って矢を放つ“心眼射ち”を会得している。本人曰く、「目を瞑らないと、当たらない」との事。
掃除が好きで、普段は神社の境内等を掃いているが、それだけでは飽き足らず、鳥居下の階段や駐車場、周辺の道路、果ては他所の家の庭なども、愛用の竹箒で嬉しそうに掃いてしまう。その袴姿が、近所ではちょっとした名物になっているとか。
弓か鉛筆か箸を持っている時以外は、殆どの時間を竹箒を持って過ごす。学校にも持参してしまうが、特に悪いことをしている訳ではないので、教師たちには黙認されている。
その他:
弓の練習の時と、巫女の時の袴は、兼用(赤)。
ハンドレッド・ガンズを使用すると、竹箒の軸の部分が和弓に、箒の部分が矢筒と矢に、それぞれ変化する。
オリジナルロイスの補足:
代護 郁(だいご・いく)
82歳。男性。
篝の優しい祖父でもあり、厳しい弓の師匠でもある。
今や絶滅寸前の、“日本男児”。
水口 裕香(みずぐち・ゆか)
12歳(小学六年生)。女性。
弓道全国大会、小学生女子の部において、僅差で篝を破って優勝した。久路州市内在住。
代護 渚(だいご・なぎさ)
31歳。女性。
父亡き後、自宅の稲荷神社の女性神主として、多忙な日々を過ごす。篝の母親。
自己紹介:
「こんにちは。代護 篝。小学生4年生。」
「そんなカッコして、ホーキ持って何してるのか、って?やだなあ。掃除に決まってるじゃない。」元気に笑い飛ばす。
緑の黒髪を腰まで伸ばした、赤い袴(巫女)姿の女の子。道端のゴミを、竹箒で嬉しそうに掃いている。今時珍しい光景。
「え、神社に用事?あ、かがりはね、そこの神社に住んでるの。アンナイするよっ。」
箒を握ったまま、森に囲まれた小高い丘へと続く長い階段を、すたすたと飛ぶ様に登って行く。
シンドロームは、モルフェウス/ノイマン。イニシアティブ値は12、基本侵食値は31です。
シナリオロイスは、○○○に、ポジティヴ:○○/ネガティヴ:○○。
PC間ロイスは、○○○に、ポジティヴ:○○/ネガティヴ:○○です。
|