1061年6月17日
う〜、ヒドい目にあった。
あのヘンタイ魔法使い……その正体はアンセル王子だったんだけど……。
ヒルダちゃんの事を心配してるんだったら、あんなコトしないで欲しいよ。まったくもう。
そのおかげで、あたしも魔法で猫にされちゃうし。
みんなに追っかけられて、パッセルトとクラドが居なければ、今ごろ毛皮にされちゃったかも知れなかった。
なんでか分からないけど、元に戻った今もヘンなくちぐせが抜けないし……別にあんまり困らないからいいけど。
で……助けてくれたのは嬉しいんだけど……まさか、キスされちゃうなんて思ってもみなかった。
初めてのキスは、白馬に乗った王子様に、なんてコトは考えてなかったけど、あたしだって心の準備が欲しかったのに……。
あの後、クラドの顔をマトモに見られなかった。だって、すごく恥ずかしかったんだもん。
おまけにハダカまで見られちゃうし、おヨメに行けなくなったらどうしよう……。
ま、いいか。その時は責任取ってもらえばいいんだし、クラドも責任取るって言ってたから……でも、責任取るってどういうことなのかなあ。