<<In The Dark Night>>
■ 『時計館』裏話の部屋■
ここには、セッション中に語られなかった裏設定や、感想などが有ります。暇つぶしにどうぞ。
【GMの感想】
プレイ時間:4時間50分(13:32〜18:22)
久々のセッション開催。終局で多少の悪乗りはあったものの、それでも時間をオーバーしてしまった事は悔やまれる。時間を管理する役割を担う人間としては、もう少ししっかりしなければならない。
今回は、導入でほとんど全ての情報を渡して、展開で互いの情報を持ち寄り、解決に持っていってもらう、という試みをした。いつもの私の手法では、一本道である感が拭えなかったからである。実は、タイムオーバーはこの為に起ったと言っても過言ではない。PC同士の会話を、あまり計算に入れていなかったからだ。
しかし、このやり方は今回は完全に成功したとは言えなかったものの、GMとしてはなかなかの手応えを感じた。
それと戦闘。少し焦らせ過ぎたかな、という気はする。セカンドアクションくらいはサービスしてもよかったかな。まあ、ちょっとした(?)ダイスの悪戯もあったので、仕方が無い面もあったことはあった。あまりにもダイスが偏ったら覚悟は決めていたけれども、ギリギリ結果オーライ、といったところか。
【NPCの裏】
・ヘスター(34歳。女。◎ウェントス/○デクストラ/☆ステラ)
およそ殺戮者向きとは言えないアルカナ構成。事実、彼女は攻撃手段を持っていませんでした。理由は、その方が自然な感じがしたから、という事に尽きます。
世の“職人”と呼ばれる人たちは、良い意味で視野が狭いので、考え方を一つ間違えるとこうなり易いのではないか、と常々思うのです。
磨けば光る隠れた美人でありながら、その性格上外見も内面も素っ気無く、不器用で思ったことをなかなか口に出せない。そんな性格なので、喋り方も少し男っぽくしてみました。こんな女性って、どうなんだろう。皆がどう思っているか、少し心配ではある。まさか性別を勘違いしたりしてないだろうな(笑)。
魔神スーペルス・マーキナの眷属。眷属である事が、演出上、もう少し色濃く出せたらもっと良かったんじゃないか、という所がすこし残念。
バルタザールに渡した懐中時計の事を“報酬”と言い張る辺りがいじらしくて、個人的には好き。
・“天然”フェイ(14歳。女。◎アングルス/○ステラ/☆アクア)
14歳だったのか(笑)。
レイルの導入と終局が対になっていて、私が個人的にこういうのが好きなので良い感じでした。しかし、これ……良いのか?
・“竜伯”リザベート・バーマイスター(29歳。女。◎エルス/○ステラ/☆アダマス)
私の場合、普段はちょっとおちゃらけた(死語)NPCなのですが、今日は比較的シリアスな竜伯様でした。
どうしたら彼女らしい依頼の形を描けるかな、と、相手(メイリ)の立場を加味して、ちょっとだけ考えて、ちょっとだけ捻りを加えてみました。
・サンディ(16歳。女。エキストラ。)
犠牲者というか何というか……。彼女は、見事な時計達を見ているうちに、本気で時計に見せられ、自ら進んで鳩時計の“魂”になろうと生贄になることを買って出た訳です。
周囲から見れば異常な行動でも、自分にしてみれば至極当たり前の判断である、とまあ、このケースは流石に極端ではありますが、皆さんも何かしら思い当たる節があるのではないでしょうか。
今後時間をかけて“正常”な心に戻っていくのでしょうが、それが彼女にとって本望であるかというと、これは難しい問題です。
【Dear PC】
・“死の匠”バルタザール
ヘスターはバルタザールに、ある種のライバル心と淡い恋心を持っていました。だから失踪中もバルタザールの事を色々調べていたのだと思われます。
導入での“依頼”とは、“ヘスター自身の暗殺を依頼する”という意味だったんですね。戦闘での∵爆破∵は、バルタザールに本気を出させる(水晶のタロットを使わせる)ための演出のために使おうと最初から準備していました。上手くいったかな?
最後に渡された銀の懐中時計には、手先以外は不器用なヘスターのバルタザールに対する想いが詰まっています。大事にしてやってください。
・“ダブルフェイス”レイル・アシュフォート
シナリオ前は、フェイがレイルの事を男性だと信じ込み、終局ではレイルに対して恋心を抱く、という事に出来たら面白いだろうな、とは思っていたんですが……。
現実には、自分が女性である事が分かっている筈のレイルの方からアグレッシヴな対応をされて、タジタジでした。いや、面白かったから良いんですけど。でも、大丈夫なのか?抱きついたりしたら、分かっちゃうんじゃないのか?それともレイルは、抱きついても分からないほどつ○ぺたなのか?(爆)問題はフェイに正体がバレた時の対応なんですが……(^^;;;。
それから鳩ですが、フェイが言うには、最後には一匹残らず帰ってきたことになっています。戦闘では鳩の首が撥ねられていましたが、あれは(恐らくスーペルス・マーキナの)幻覚であった訳です。勿論、仮に針が12時まで進んだら、サンディも鳩も死んでしまいましたが。
・メイリ・レイリス
リザベート程の人物であれば、メイリがフィニスである事は分かっているな、と思ったので、メイリに対してはああいう対応になりました。
今回は、PC全員が能力全開にして戦ったせいか、魔の破壊など問題にもならないほどDPにダメージを受けていて、大丈夫かな、と、本気で心配になりましたが、なんとか大丈夫だった様なので、ほっと胸を撫で下ろしました。
GMとしては、情報を纏めるというクレバーな役割をきっちりと演じられていたと思います。感謝。
【参考文献、物件】
・『悲しみの時計少女』『時計館の殺人』(谷山浩子 CDアルバム“歪んだ王国”より)
フレーバー程度ですが、鳩時計に関する設定はこれらを参考にしました。私は谷山浩子の歌が好きで良く聞くのですが、このアルバムは特に、人間の狂気というかダークというか、そんな部分がふんだんに描かれていて味わい深いです。BoAにはうってつけのネタ元ですね。今後も使わせて貰うかも知れません。
・『人間椅子』(江戸川乱歩)
この作品も、職人の心意気とその一本気ゆえの危うさ、それに魅せられる者の心情などが描かれています。今回のストーリー部分は、かなりこの話に酷似していますね。あまり意識はしないつもりだったんですが。
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