2006年10月29日 (日)
参拝
ガノタの教祖こと、富野由悠季御大。
県内で行われた某学会のゲスト公演に来るってんで、その御尊顔を拝しに行って来た。
印象深かったお言葉をいくつか。
『絵が描けるだけでアニメが創れると思ってる』
実際それで作っちゃってる奴も現状ではいっぱいいて、そんな奴が作った中身の無いモノに金を出す困ったスポンサーも多い・・・と続く。
アニメだけじゃなく演劇でも漫画でも小説でも、創作にはある程度以上の人生経験が必要だよ、ってのを言いたいのかと受け止めた。
そう言われて即座にいくつか作品思い浮かんだのも事実だし。
『あーゆー奴らは殺しますよ!・・・ガンダムの世界ではね(笑)』
あーゆー奴=ニート。
学会のテーマのひとつである「福祉」に触れてのお言葉。
「福祉」ってのは、自分が他人の手助けを必要としなければならなくなった時のための持ちつ持たれつな制度として考えられたもので、社会に貢献してない者にそれを享受する権利は無い、と。
ウン。特に異議は無い。排除についてもできるならどんどんやって欲しいものだ。
質疑応答では俺と同じく御大目当てで公聴してたオタと思われる若者から「濃い」質問ばっかり。興味の無い学会員には何言ってんのかわかんなかっただろうな。
ああいう場面でガンダム(または他の富野作品)に学会のテーマを交えた質問ができればちょっとは世間の見る目も違うんだろうが、あれじゃ今までどおり気持ち悪がられるだけだって(笑)
かく言う俺も気の利いた質問ができるわけでもなく、『劇場版ZZはいつですか』と手を挙げようか迷ってただけなので彼らと大差ありませんが(;´д`)
講演終了後、幸運にも握手してもらうことができた。
あわよくばサインなど頂ければと一応色紙も持参してたのだが、ちょっと無理だった。まぁ充分満足したさ。
※本文はあくまで今回の講演を聴いて自分の抱いた感想に過ぎません。監督の主張とは異なる可能性が大いにありますのでご承知置き下さい、と一応言ってみる。