2008年07月19日 (土)
FM群馬「四季の散歩道」より。
知っていますか?『ジャパン・ガイド』
日本に来る外国人が必ず見るといわれる英語による日本紹介サイト「ジャパン・ガイド」をご存知でしょうか?1カ月のページビューは約600万ビューで、英語版のグーグルやヤフーで「JAPAN」や「TOKYO」「KYOTO」「ONSEN」などと検索してみると、必ずトップのほうに表示されます。外国人観光客の獲得に熱心な国内の旅行会社や自治体からも注目されています。
「ジャパン・ガイド」を運営するのは、スイス生まれのシャウウェッカー・シュテファンさん。カナダに留学していたとき、日本に関心を持ち、「大好きな日本のよさを伝えたい」と、1996年にこのサイトを立ち上げました。最初は趣味のページでしたが、日本人女性と結婚し来日してから内容が充実し、世界最大規模の日本情報サイトに。取材、写真撮影、記事の執筆、サイトの運営などすべて一人で行ってきましたが、有名観光地からのアプローチが増える今、3人の外国人スタッフとともに取材で忙しく全国を飛び回っています。
国でも、外国人旅行者の訪日を促進する「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開していますが、このたび、シュテファンさんは、国土交通省の「YOKOSO!JAPAN(ようこそ・じゃぱん)大使」に任命されました。
実は、シュテファンさん、奥さまの光代さんの実家、群馬県藤岡市に住んでいます。私自身、「ジャパン・ガイド」のサイトがあることは知っていて、さらに友人のお姉さまのだんなさまが日本を紹介するホームページを作っていることは知っていましたが、それが合致したのはつい最近のこと。身近なところにスゴイ人がいて、つながっているものだなあと驚きました。
日本の観光魅力の紹介に多大な貢献をされているシュテファンさんですが、「温泉が好きで、群馬とのご縁を生かしたい」と伊香保温泉、草津温泉のことを紹介してくれています。先日は、伊香保温泉の若女将4人による『伊香保おかめ堂本舗』とのコラボ企画が実現。ますます楽しみです。
そんなシュテファンさんの夢は、「ぐんま温泉パス」をつくること。日本を代表する観光地・箱根や日光に、「箱根フリーパス」や「日光フリーパス」があるように、群馬の温泉地などを自由に乗り降りできる周遊券で、地図やパンフレットなどもセットになった便利なパス。群馬は東京に近く温泉や自然など魅力的な要素がいっぱいなのに、車社会で公共交通機関を使う観光客が出かけにくいというのが難点ですから、私はこの提案に大賛成!
まずは、皆さん、「ジャパン・ガイド」をご覧ください。本当に充実した内容で、日本の魅力満載です。
スクリプト:野本 京子